北斗を好きになった瞬間だけは覚えてるし人生はずっと辛いなっていう日



新しいコンテンツにはまりました。QuizKnockというwebメディアであり、その編集部に所属するライターたちによるYouTubeチャンネルでもあります。今年の3月にハマり、今年は4回イベントに行きました。イベントに行けばオフ会があり、そこで当然のように話が出るわけです。

「みんなは、何がきっかけでこのコンテンツにハマったの?」

驚いたのは、話を振られた自分がその瞬間について、全く思い当たるものがなくて。そこからよくよく考えてみると今までのジャンル、好きなキャラに対しても 何がきっかけで好きになった っていうのが一個も分からなかったんですよね。


ただ、北斗を好きになった瞬間だけは、覚えていました。以下自分語りがたくさん入ります。日記だから仕方ない。

あれは、本当に何でもない日のことでした。私はそのときアメリカに短期留学をしていました。私は日本生まれですが3歳から10歳くらいまでアメリカに居て、だから物心ついた時は私はアメリカの普通の小学校に通っていて、人種のサラダボウルといわれるアメリカですから色んな人がクラスには居て。物心ついた私は自分のことをアメリカ人だと信じ込んでいたわけですよ。私が自分がアメリカ人ではないことを知るのはブッシュ大統領の選挙の時にクラスで候補者のどちらに投票するかっていう議論を授業の一環で行なっていた時で 私はこちら、と意見を示した私にでもあんた選挙権ないよってクラスの意地悪な子に言われた瞬間だったわけですがまあそれはいいですね。でも私の人生のほぼ最初の記憶はそれです。私、アメリカ人じゃなかったんかーい。

まあそれから日本に帰ってきて元気に暮らしてるんですけど、親が私に激甘なので アメリカにまた行きたい~と言ったら短期留学させてくれて 大人になって久し振りに戻ったアメリカね!良かったんですよ。もう入国審査とかもびくびくしてたらそれをわかって「お嬢ちゃん可愛ね! もしかしてパスポートの写真まで可愛かったりするの?見ちゃお!オー!写真までちゃんと可愛いじゃないか!スタンプ押しちゃう!」ってにこにこ対応してくれたり※私の顔はブス、街中で手が誤って触れてしまった人に「ごめん、僕の右手が君を好きになったみたい」言われたりとかこうね、さらっと言えちゃう感じ……街中で知らない人に「その服かわいいねー!」と話しかけられる感じ……目があった相手には笑いかけたり挨拶する風潮……めちゃめちゃ懐かしくてうわ~これだ~って思って嬉しかったんですよね。まあ全部いいことだらけじゃなくてもにゃったりもしたんですけどでも嬉しかったんですよ~。それでね、わかったんですよ。


伊集院北斗アメリカ人なのでは?


何を隠そう私はこの時点ではsideMやってましたしイベントも走っていたし課金もしていたけど担当は決めかねていて見た目なら春名とか類かな~って感じだけど……北斗は絶対「なかった」んですよ。なぜならチャラいから。でも、あの瞬間。氷が溶けるみたいにわかったんですよね。北斗はチャラいんじゃなくて、ただただ人が良いんだろうな、って。

以下私がその頃(アメリカ短期留学中)に書いた謎のメモです


  私はsideMを開始した当時はどうしてなのか北斗くんに対してはアクロバットが出来ない、動きが面白い というようなふわったしたイメージしか抱いていませんでした。これはアニマスそして動画サイトの影響受けた上でのイメージでした。しかしsideMを始めたことで私は北斗は女の子が好きであるということを思い出し少しだけ心の距離をとってしまいました。いくら自分が担当しているアイドルだからって女の子をエンジェルちゃんと呼ぶ男の子に平常心で向き合えますでしょうか? 私には些か難しい話です。 ですから私は北斗くんがあまり得意ではなかったのですが、この思考はsideMという世界でじっくり北斗くんに向き合うことで変化しました。

  英語圏の方って道や電車で目が合うと笑いかけてくださるじゃないですか。北斗くんってそういうことが自然に出来ちゃう人なんじゃないかなと、私はある日気づきました。たとえ相手がマネージャーだろうとディレクター、女優、AD、スタイリスト、スタジオ観覧のお客さん、例え街ですれ違っただけだとしても北斗くんは同じように目が合った相手に優しく笑かけるんだと思うんですよ。計算や策略なんて一切なくてただ「女の子」と「目が合った」から。これだけを理由にして彼は笑ってくれると思います。それはお年寄りから子供までが対象で、皆同じように扱ってくれるのですが殊更子供にはにっこり笑ってくれるととてもいいと思います。そうやってみんなの初恋をさらってしまうような男の子だったらすごく素敵だと思いました。

  街中で目が合っただけの男に微笑みかけられて、嫌だと感じる方もいらっしゃると思います。露骨に嫌悪感を出す方も一定数いらっしゃると思いますが、彼はそんなことを微塵も気にはしないのではないでしょうか。自分がしたかったからしただけで、相手には何も求めない。そして女性には怒ったりしない。これも彼の大きな魅力なのではないかと考えながら床につくこの頃です。詰まる所私は、家の最寄り駅でよくすれ違う北斗くんにその度に優しく微笑まれたい。そしてちょっと好きになりたい。それだけの話です。』


まあこういうことらしいです。ちょっと発言が散らかってきましたが私はアメリカ、ボストンの街中を歩いていたあの瞬間。私の探していた私の居場所、欲しかった優しさみたいなものが北斗にあることに突然気づいて。そらからね~リツイート先で宗教じゃん!と言われるね~愛情を注いでいるわけですね。凄くないですか? 

北斗、何もしてない。

新規セリフでもなければイベントですらなく、私の単純な気づきという謎のハマり方。生きてると色んなことがあるものですね。ちなみに北斗を好きになるまでの私の好きなタイプは基本的には黒髪短髪堅物硬派高身長くんでした。

アメリカ短期留学は短期留学で、楽しかったの同時に向こうで話しかけられる人みんなに なんでそんな英語話せるの? って聞かれたりして いうて私のコミュニティはもうここじゃないんだなっていう 辛い時にいつも思っていたアメリカに戻りたいって感情における故郷であったアメリカは全然もう私の帰られる場所じゃないんだと認識させられてしまって。完全に世界から居場所を奪われたみたいな この世に私の居場所なんてないんだなって実感させられたりもしたのですがね(こうやってねちねち思ってしまうがアメリカにずっといたらいたでアジア人だしオタクだから辛かったんだろうなとも思う) 北斗を愛せたのでプラスマイナスゼロところがプラス一億でした!やったぜ!

というわけで(どういうわけ?) 自由な自己解釈で北斗を好きになれたので今後も自由な解釈で好きになった北斗をずっと好きでいられそうな気がするなっていうなんかそういうのと私の人生の薄っすらとした絶望の話はおしまいおしまい~~ 

でもみんな少なからず人生に絶望してるから仲間だね。だからいいものを教えてあげる。心に伊集院北斗の居場所を作ろう。きっといいことがあるぞ!