くいずおうのトークイベントにいってきたよ

『東大王・伊沢拓司のクイズの世界丸わかりトークショー』に行ってきたので日記を書きます。これはレポではなくて日記なので個人の主観や感想を中心に書かれておりイベントの内容を忠実に伝えているとは言い難いので閲覧の際はその点ご注意ください。また、このイベントについての私の満足度は100点中120点でありただの一箇所も否定、批判の気持ちを抱いていないためそのように受け取れてしまった場合はこちらの書き方に問題があるものだと思ってください。日記なので主義も主張もないです。伝えたい事もないです。ただただ最高だったこの日をより長く記憶したくて日記として記します。誰か文字を小さくする方法を教えてください。

ツイッターやっていたら突然トークライブの予約開始しましたってリツイートが流れてきたので年齢制限だけ確認して(前回のイベントが中高生向けで親子限定イベントだったため)問題なかったので即購入。後日トークライブにサイン会とツーショ会が付いてくると知り震え上がった、クイズ王伊沢拓司さんのトークライブに行ってきました！

私は普段kpopのアイドルのオタクなどをやっているので ファンミーティングは一万円、サイン会は五千円、ツーショは五千円払うものだと魂に刻まれているため 全部含めて三千円(税込)の表示を認識した瞬間、私がツイッターをしている間に日本の経済が崩壊したのかな？と思いました。な、なんだこの価格設定……。

こちらのイベントは伊沢さんが書いている本『思考力、教養、雑学が一気に身につく！東大王・伊沢拓司の最強クイズ１００』の出版記念イベントだったので会場は 角川第1本社ビル（角川本社ビル)の2階ホールでした。14時開演13時30分開場なのですが事前にメールで開場前の待機場所がないから開場時間過ぎてから来てね、席は事前に抽選で決めておいたから早い者勝ちではないよ、と知らされていたのでゆっくり行けました。親切。自販機がないから飲み物持ち込んでいいよ、とかイベントの注意書きがメールで事前にとても丁寧に知らされて凄い……なんてしっかりしたイベントなんだ……と行く前から感動しました。まあ香港までライブに行って20時開演のイベントがなかなか始まらず結局22時にやっと始まったこととか特典会参加のためにタワ☆コにCD買いに行って購入まで8時間並んだ経験に比べたら世の中の出来事ほとんどが親切なんですけど(関係ない) 

ちなみにこれがメール。優しい。

受付の方も凄い親切で最高でした。そして受付横にいっぱいになったプレゼントボックスがあったことに興奮しました。

開演前アナウンスで録画録音しなければ写真撮影okと言い渡されて震えました。福利厚生が厚すぎて国から補助金でも出ているのかと思いました。国家事業じゃん(錯乱)

会場はキャパ80人程度、前方に演台とスクリーンがあり演台で伊沢さんがスクリーンを使用しながらお話しされるという形式でした。開始早々眼鏡をかけた伊沢さんが先生っぽく テストを始めるぞ～ 教科書しまえ～ と言いながら会場内に10問クイズが書かれたペーパー配られていきます。

制限時間は10分。問題文が全て長く、全部よく考えれば分かりそう、って感じの問題なんですけど難しくて10分フルに使ってなんとか書ききってあとあと答え合わせで2問しかあってないことが分かり笑いました。

以下トークの内容を書いていきたいんですけどどうしてもニュアンスが変わってくるし私の受け取り方を経ての文章になるので これを読んで 伊沢さんの言いたかったこと／伝えたかったこと はコレなんだって絶対に思わないでほしい……。そして本人の主張意見考え発言が他者の口から婉曲して別の人に伝わるのが本当に嫌だし申し訳ないので基本的に私の主観で書きます……そもそもこれ日記だし……。

このイベント、トークライブでもあり著者セミナーでもあるのでセミナー形式で進んでいきます。

『構造主義的クイズ解釈とその再構築 ～または思い出語りとボツ問題の供養～』

おしながき

・『最強クイズ100』誕生の理論的背景

・この本の目指したところ

・成功と失敗のふりかえり

・問題解説、ボツ問題紹介

・まとめと今後にむけて

クイズを構成する諸要素の確認

・問題→解答 もしくは 解答→問題

・出題者/解答者 基本的に3人以上を想定

・問題文と、その中にあるヒント

・解答の一意性(日本にある世界遺産はなんでしょうみたいな問題はダメだということ)

・競わせる形、差異を生む形

・事物を文章化し、切り取るという恣意

・出題されるコンテクストへの依存

クイズの構造が持つ功罪

・あるものを語る上で必要な要素は網羅しきれないが、正解が「知っている」ことのアイコンとなる

→リンゴ農家の人の方がリンゴのことを伊沢さんよりもっとよく知っているけど伊沢さんは品種名を並べられただけで「リンゴ」と答えられる/正解できる のでリンゴを知っているものだ(要素を網羅しきっている)と他者に受け取られる可能性があるよね(みたいなことだと思う、多分) これ聞いた時私は凄い納得したんですけど伊沢さんが編集長を務めるQuizKnockのYouTubeのサブチャンネルにあげられている スクワット1回するごとにノーベル文学賞受賞者言うゲーム(https://youtu.be/QfK_0hJ3DW4)という動画を見て伊沢さんはここで答えた人のことを全て知っているみたいになんとなく信じ込んでいて いやでもそれって本当は要素を網羅しているわけでもないしそもそも要素は網羅出来ないんだよなって思いました。だとしてもここまで答えたり挙げたりできるのは純粋に凄すぎるって思うんですけど……。

・知識以上(？)に「恣意性」への視点がヒントになる

東大王なら答えが簡単な問題は出題されないし、ほかのバラエティ要素の強いクイズ番組なら逆に東大王で出るような問題は出題されない。そういう大枠への視点について。

・そもそも知を競うものであるため、人を選ぶ

ここまで来て全部のスライドの写真貼って感想書くのがこの日記の正しい形なのか疑問になったので自分が特に何か思ったところだけ貼ります

クイズと楽しさの構造

相互に干渉するけど全部を同時に成り立たせるのは無理なので今回の本を出すときにどの要素を選んだか…… みたいなお話

他者との共有と努力の基準ともう一つは忘れちゃった……

私個人がこの中の知って楽しい勢で多分競えて楽しいのレベルにいくことはないんですけど、このクイズへの好き もちゃんと好き の一種なのだと肯定感が得られたの嬉しかったなあ。早押しも出来ないし知識もないし正当率も高くないけどでも私は私のやり方でクイズ好きですよ、って思いながら生きていけるね。まあクイズ好きなら出来ても出来なくても一回競技クイズ参加してみる意義も価値もあるとは思うし分かるし機会があればやりたくないわけじゃないんですけど……。

そもそもの(伊沢さんの)活動コンセプト

活動コンセプト教えてくれること自体本当に最高で嬉しかったんですけど下の二つを両方コンセプトにしてるの、あまりに「良すぎ」ません？ って思った。自分の話しますけど私、前世では官公庁的な何かでスポーツの推進普及的な何かに携わる仕事をしていた気がするんですけど、いわゆるレクリエーションスポーツとか皆んなが出来るスポーツの担当でして。それでまあ子供からお年寄りまでみんなが楽しめる新しいスポーツ作ったり普及活動をしたりしていた気がするですけど、最初はみんなで出来ても人口増えたり盛り上がるうちに競技性が増してしまって 当初の目的のみんなが楽しめるとはかけ離れることが多くて。じゃあどっちも上手く楽しめるように場を作ろうとかそういうのに失敗し続けた経験があるような気がするので競技クイズのお強いプレイヤーでありながらエンジョイ勢も拾ってくれるの凄い親切だし優しいなって思いました。あと、このコンセプトの下位にあたるであろうクイズの普及という一番難しい部分をこなしているところも凄いなって思いました。全然上手く文章化出来ないけど日記だからいいや……。

(今回出版した本の)成功と失敗、限界

失敗した部分としてどこに位置づけられるか(どういう層向けか？)を明確にしなかったことを挙げられていました。私は多分今回の御本のターゲット層なので読み物として大変面白く拝読しましたし人に話したくなったし創作のネタにもしたくなったので大満足でした。こんなに最高の本がクイズ1問あたり十円で読めるなんて実質無料、いや、むしろ買えば買うほど得をするのでは……？

ここから先は最初に解いた10問のクイズの答え合せと解説、あとは分類とか。こういうクイズは呑み会に使えるよ、とか。伊沢さんは呑んでいる時など年に7回くらいクイズ王なんだろクイズ出せよ って絡まれ方(？)をするので今考えた風にこういうクイズ出すって話に笑いました。ちゃんとクイズ出してあげる優しさ。

没問とはいえ クイズ載せるのはどうかと思ったので印象に残ったところだけ。このスライドの一番下。

・「出題者の意図を読み取る」といいますが、それは裏側に隠された10%を覗くのではなく、与えられたものを100パーセント吸収しようとする過程

これ受験とかもそうだけど、って話されていて人生の早い段階で気づいておくべきことだったなって思いました。あとはクイズプレイヤーのクイズ作る方への信頼とかを感じてグッ、となりました。

あと、今回のイベントの冒頭でみんながクイズを解いている間伊沢さんが わからなくても全部埋めろ～っておっしゃっていて、そうすると自分の出した答えと正解との軸の離れ方がわかって暗記しやすくなる、というようなことを仰っていたのですがとても納得しました。自分の答えを出さないと正解という一本軸だけになってしまう。今回出版された本を読むときに特に答えを出さなくても読み進めてしまっていたのでもったいないことをしたな、と思いました。実際イベント内で答え考えてから答え合わせした方が感覚としても思う事、感じる事が多かったです。この問題もどれも面白かったなあ。そして伊沢さんがゴルゴ13が好き。

この後は事前募集した質問への質疑応答タイム。

ここ本当ニュアンスになっちゃうので正式なものはスライドを撮影していた方のレポ読んでください。特に印象に残ったところだけ書く。

漢検とか英検の勉強はするべき？ か 東大入試に役立つ？ みたいな質問には 目標設定になるから、って答えられていて確かに……と思いました。伊沢さんは漢検なら五級をお持ちとのこと。

Quizknockメンバーは仲が良さそうだけど一緒に遊んだりするのか。

動画に出ているメンバーだと一番会うのは  がいすー(須貝さん/フットサルやったりするから)、二人で行動するのはふくらさん(コラボ動画の打ち合わせなど)、夜に2人で呑みに行くのは河村さん。「川上は……」

カワカミさんのオタクなのでここ、伊沢さんの発言一言一句間違わず書いておこうと思って書いたようだけど途中で力尽きているし記憶もない。ダイイングメッセージ感。

このタイミングで話したことじゃないですけどQuizKnock仲良しエピソードついでに書きますが、今回の本の中の  「LOVE」が唯一入っている国名、についての問題を鶴崎さんと水上さんに出したら鶴崎さんは五分以上悩んでいたけど水上さんには一分くらいで答えられてしまったので ちくしょう～！ と思ったそう。簡単に解かれたらそれはそれで悔しい。

最後の質問は大学の講義について。シラバスで見て面白そうだと思った授業が実際受けてみてイマイチだったとき伊沢さんならどうするから。

結構切っちゃう、との答えの後に、でもどうしても取らなきゃいけない授業もあるので。そういう時は、一番前の席に座っている人に この授業の何が面白いのか聞く。何にでも面白いって思う人がいるから、と仰っていて天才すぎて思わず膝を打ちましたね……。私はオタクなので、ほかのオタクが好きなものについて語る様子が大好きでそれって勉強でも一緒なんだな～！！？？って思いました。 一個何か新しい視点とか情報取り入れると一気に面白く感じたりするしそうやって積極的に話すの本当に大事だなって思いました。私も是非月曜日に出社した際は仕事のオタクに仕事の何がそんなに楽しいか聞いて今後は楽しく出社できるようにしたいですね。

まとめ、今後に向けて

一番上の ・クイズの遊び方なんて人それぞれ 

が何回も感じられたことが個人的には嬉しかったです。

そしてスライド内の「楽しい遊びかたガイド」について例で東大王の解説放送について例として仰っていて納得しました。めちゃめちゃ使命全うされている……。

最後のあたりにこれが24歳の自分の～(考えとか目標とかそういうことだったと思う)って仰った瞬間まだ24歳！？？？？ とここまでの話を聞いていた身として酷く驚きました。人生二周してなきゃ嘘だよ……。三周目でも良いくらいなのに……。

ここまで書いて来てこの女伊沢さんの何をわかってこんなこと書いてるの？ ってキレる自分と でも書いておこう……この日のことを出来る限り忘れたくない……って自分が居て辛い。けど最後に本当に感想を書いちゃうね……概念の話しかしないけど……。

厄介カップリング女なのでなんでもカップリングにしちゃうんだけどトークショー終わってサイン会までの待ちの時間 真っ先に 伊沢さん×クイズ だった……と思いました。アイドル見ていてこのアイドルステージと結婚してる、って思う感覚と同じで伊沢さんクイズと結婚してるじゃん……って思ったんですよ。何言ってんだこいつって感じですけど有楽亭八雲と落語みたいな……そういう……。いやわかんないけど……。自分で書いていてなんだけど主観で勝手にベラベラ語るやつ、なかなかムカつきますね。

私今回が生の伊沢さん初見だったんですけど現れた瞬間細いのとお顔が小さいのとでこ顔小さい～～ってなった。あと肩幅が広い。어깨깡패だ……！

サイン会とツーショ会も参加したんですけど対応が本当に親切で塩と砂糖とかじゃなくて介護って感じで本当に……凄いな……人ができている(僭越ながら賞賛している)というか人たらしというか(賞賛している)時代が時代なら一国一城の主って感じですよね(最上級に賞賛している)……。いやほんと凄い……(それにしてもこの女どの立場から物言ってるんだ……？)

なんか冒頭でプレポがあって興奮したとか書いたんですけどサイン会とかツーショとかプレゼントあげたいとかお話ししたいとか話が聞きたいとか動くところ見たいだけとかオタクなんて罪深い生き物だからつい色々願いがちなのですがそれを叶えさせてくれるのマジで凄くない？ 意味わかんないでしょ(注1)。御本尊がやりたくてやってるのかやりたくないけどみんなのためにやってくれているのかそういうの全然わかんないし想像するのも烏滸がましいからしないけど、ありがたいしほんと凄いですよね……。接触が嫌な人ならイベ終わってそのまま帰ればいいし、ツーショはセルカ対応可、ツーショ嫌ならピンショ対応可、とかまあアイドルオタク的視点からイベント自体と対応がいかに神だったのかつらつら書こうとしたんですけど考えれば考えるほど夢だった気がしたのでやめます。流石にこんなの夢でしょ……。トークライブに来るオタクに親切に接することがめちゃめちゃ素晴らしい彼の忙しい人生でなんの得になるのか一切わからないからヤバくないですか？あと冒頭に本もう読んだ人？どのクイズ出されても完璧だよって人！じゃあ九割は？八割は？七割……じゃあプロフィールだか読んだって人？プロフィールならなんでも答えれる人？うん、それでも全然いいですよ。これから読むよって人〜？じゃあ極力ネタバレしないようにしますね、みたいに聞かれて話されていてこの容認っぷり凄くないですか……？クイズ本買ったのに頑張って作ったクイズ読まれてなくてもそんなニコニコしちゃうんだ……プロフィールしか読んでない人も肯定してくれるんだ……みたいな……いやほんと凄いですよね……。ツイッターのお誕生日おめでとうコメントに律儀に全員に文面変えてお返事してた時も思ったけど……コピペでも返せば凄いのにちゃんとそれぞれのコメント反映して返事考えて書いてたんですよ……凄すぎで普通に怖いので国から1日一億円支給されてるってことにして欲しい。

言いたいことが散らかりすぎたのでまとめるけど凄いイベント楽しめました……そして伊沢さんは凄い人なのでそんな伊沢さんの願いが全部叶って欲しいなって思いました。ただただ幸せに生きて欲しい……。生まれてきてくれてありがとう……。

ツイッターランドの皆様には是非『思考力、教養、雑学が一気に身につく！東大王・伊沢拓司の最強クイズ１００』を読んで欲しいしQuizknockの動画も見て欲しいですね……。クイズプレイヤーの方がこれまでの人生の経験とか知識とかでクイズを戦うのとは逆(逆なのか？)で私はクイズで知ったことが人生で新しい視点くれたり考え方を教えてくれたりする感じなのであとマジでクイズでのインプットは創作で役にたつのでオススメですね……。なんだこの終わり方。おわり。